「そうなんですね」が口癖の人の心理は5パターン!
①共感していることを伝えたい
1つ目は、共感していることを伝えたいという心理です。自分に話してくれている相手の気持ちに寄り添おうとして、「そうなんですね」と言います。頷いたり「うん」「はい」と言ったりするだけでは、共感していることが伝わりにくいと思っているのです。
②相手の気持ちを受け止めたい
2つ目は、相手の気持ちを受け止めたいという心理です。目上の人から苦労話を聞いたり取引先にクレームを言われたりして、真摯に受け止めているため「そうなんですね」と言いますよ。
また、相手の気持ちを受け止めることに必死な人は、話している内容を理解するのに意識が向き過ぎる傾向にあります。そのため、自分の発している言葉にまで頭が回らず、相槌として「そうなんですね」を多用してしまうのです。
③聞くことしかできない
3つ目は、聞くことしかできないという心理です。例えば、会話の内容が上司の悪口や仕事に対する不満だった場合、同調したり否定したりするのが難しいと感じる人もいます。
自分の立場では相手の話を聞くことしかできないと思った時に、「そうなんですね」を多用するのです。聞くことしかできないという心理になっていると、途中で「う~ん」や「あ~」と言いながら困った表情になりやすいですよ。
④話を早く切り上げたい
4つ目は、話を早く切り上げたいという心理です。何か別の用事があって話をじっくり聞く時間を取れない時に、早く切り上げようとして「そうなんですね」と言います。また、話を早く切り上げたい人は、「そうなんですね」という声のトーンに抑揚が無い傾向にありますよ。
あえて単調な相槌を打つのは自分から、「すみません、ちょっと用事があって」と言い出しにくいからです。「そうなんですね」を多用して話を早く切り上げてもらいたい、という意思を察してもらおうとしています。
⑤別のことが気になっている
5つ目は、別のことが気になっている心理です。「そうなんですね」が口癖の人は仕事やプライベート、周囲の状況などに気を取られて、相手の話に集中できない傾向にあります。
自分のことで手一杯なので、相手が話していても落ち着いて耳を傾ける余裕が無いのです。そのため、「そうなんですね」と相槌を打つタイミングがずれていて、相手に違和感を与えてしまうケースもあります。
「そうなんですね」は敬語として正しい?
①敬語として間違っていない
「そうなんですね」は、敬語として間違っていません。相手に同調する意味を持つ丁寧語で、語尾に「ね」と付くことで親しみのある表現になっています。
「そうなのですね」や「そうですね」に比べフランクな印象を与えるため、かしこまったシーンでは違和感が出て浮いてしまいます。敬語として正しくてもTPOに合っていない使い方をすると、ビジネスマナーとしてNGになるのです。
②目上の人に対してやや不向きな敬語
「そうなんですね」は、目上の人に対してやや不向きな敬語です。上司や取引先に向けてかしこまった場で話す時や、重要なビジネスメールを送る際には不向きな表現となります。会議や打ち合わせの休憩時間に雑談をしていて、相槌を打つ際に「そうなんですね」というのはOKですよ。
③気持ちが伝わるように工夫して使う必要がある
「そうなんですね」を使う時には、相手に気持ちが伝わるように工夫することが大切です。正しい敬語表現でもフランクな分類となるため、使い方によっては相手に誤解や違和感を与えてしまいます。相手に敬意が伝わるように「そうなんですね」の後に、質問したり感想を述べたりすると良いですよ。
例えば、「初めて知りました」「いつから○○さんの担当をされてるんですか?」など、一言付け加えてみましょう。相手の話をしっかり聞いてることや、興味を持っている様子などが伝わりやすくなります。
「そうなんですね」は失礼な表現?
①語尾を伸ばすと失礼な印象になる
「そうなんですねー」と語尾を伸ばすと、相手に対して失礼な印象になってしまいます。語尾を伸ばした相槌は「無関心」「幼稚」といった、悪いイメージを持たれやすいです。特に、取引先やお客様・重役の上司に向けて、「そうなんですねー」と言わないように気を付けてください。
②多用すると適当な相槌だと捉えられやすい
「そうなんですね」を多用すると、適当な相槌だと捉えられやすいです。自分に向き合う気が無い失礼な人だと思われてしまい、相手と良好な関係が築きにくくなりますよ。
「そうなんですね」の言い換え表現
ここまで、「そうなんですね」は失礼な表現なのか解説しました。「そうなんですね」を多用すると、話を聞き流しているような不真面目な印象を与えてしまいます。相手と自分との関係性や話しの内容に応じて言い換えをすると、良好なコミュニケーションが取れやすくなりますよ。
①そうなのですね
1つ目の言い換え表現は、「そうなのですね」です。「そうなんですね」よりも柔らかい印象を与えることができるので、相手の気持ちに寄り添いたいという意思が伝わりやすいですよ。ただし、ややフランクな表現であるため、会議や打ち合わせなどのシーンで使うと浮くことがあります。
雑談をしている時に丁寧な言葉で相槌を打つのに適しており、目上の人だけでなく同僚や後輩にも使うことができます。例えば、「そうなのですね、大丈夫でしたか?」「そうなのですね、知りませんでした」という使い方がおすすめです。
②左様でございますか
2つ目の言い換え表現は、「左様でございますか」です。目上の相手に対して使う敬語表現で、クレームや批判を真摯に受け止めている姿勢を伝えやすくなっています。声のトーンを落として、頷きながら言うと反省している様子をしっかり印象付けることができますよ。
また、上司や取引先・お客様の自慢話に対して、驚いた様子で「左様でございますか」と使うのもOKです。抑揚を付けて言うことで目上の人の話に興味を持ち、夢中になっているのが伝わりやすくなります。
③なるほど
3つ目の言い換え表現は、「なるほど」です。「なるほど」は相手の意見に対して同意を示すことができますが、目上の人に向けて使うには注意が必要となります。
目上の相手に向けて「なるほど」とだけ言うと、上から目線だと捉えられかねないからです。「おっしゃる通りです」や「その通りだと思います」など、自分の意思が伝わりやすい言葉を付け加える使い方をしましょう。自分と同等の立場の相手や目下の人に対しては、「なるほど」と使っても大丈夫です。
例えば、相手の言っていることを肯定したり、チェックしたりする時に用いると良いですよ。以下の記事では、「なるほど」が口癖の人の心理を解説しています。性格や周囲からの印象・対処方法や治し方についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
④おっしゃる通りです
4つ目の言い換え表現は、「おっしゃる通りです」です。「あなたの言う通りです」という意味の尊敬語で、目上の人に向けて発言内容を認める時に使います。上司や取引先に「君もそう思わないかね?」「○○なんだが」と、言われた時の返しに適していますよ。
前に「確かに」と付け加えたり、語尾に「確認しておきます」「ありがとうございます」などを添えたりする良いですよ。「おっしゃる通りです」とだけ言うよりも、目上の相手に気持ちが伝わりやすくなります。尊敬語であるため、同僚や後輩に「おっしゃる通りです」と相槌を打たないように気を付けましょう。
「そうなんですね」を多用されて不快に感じるのはなぜ?
ここまで、「そうなんですね」の言い換え表現をご紹介しました。「そうなんですね」と言われると、つい「うざい」「ムカつく」と感じてしまう人もいるでしょう。不快に感じる原因を探るには、自分の態度や話し方を思い返すと良いですよ。
①ないがしろにされている気がするから
1つ目は、ないがしろにされている気がするからです。自分の気持ちや経験した出来事を一生懸命伝えているのに、「そうなんですね」としか言われないと、不快に感じる人が多い傾向にあります。話している自分と冷静に相槌を打つ相手の熱量の違いを感じて、軽くあしらわれているような感覚に陥りやすいのです。
ないがしろな気持ちで「そうなんですね」という人もいますが、きちんと向き合っている場合もあるので相手をよく観察しましょう。目を見て話しを聞いていたり真剣な表情で頷いたりしているなら、あなたの気持ちに寄り添おうとしているのです。
②話をちゃんと聞いているのか不安になるから
2つ目は、話をちゃんと聞いているのか不安になるからです。「そうなんですね」ばかり言われると、「心ここにあらずなのでは?」と疑いたくなる傾向にあります。別のことに意識が向いて「そうなんですね」を多用する人もいますが、話の内容に不快感を感じているケースもありますよ。
もしあなたが話している内容が悪口や批判なら、相手は同調したり否定したりすることが難しい立場の可能性もあるのです。聞き手に周りあなたの不満を受け止めようとして、「そうなんですね」と言うことしかできない人もいます。
「そうなんですね」が口癖の人の心理を知って良好な関係を築こう!
話している相手の態度や雰囲気が悪いと、「そうなんですね」と言われて違和感を感じる傾向にあります。正しい敬語なのですがフランクな表現であるため、目上の相手に向けて使う時は注意が必要です。
相槌としての使い方をする時には「そうなんですね」を多用せずに、言い換え表現を併用すると不快感を与えにくくなります。「そうなんですね」が口癖の人の心理や、敬語として正しいのかを知って良好な関係を築きましょう。
以下の記事では、口癖で分かる性格や心理をご紹介しています。口癖の治し方や、モテる人とモテない人の口癖についても知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
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