Icon search 36px


現代人は日々ストレスにさらされています。ストレスフリーで生活するのは不可能でしょう。

特に社会人は、職場や様々な人間関係に精神的ストレスの原因がある人が多いかと思います。過重労働などの肉体的ストレスも、もちろん看過できません。

しかし、そのストレス、限界を超えると大変なことになることをご存知ですか?

仕事に関連すると、「この位は自分が我慢しなければ」「立場上、仕方ない」「大変でもやらなければ」等々、自分の思いは抑圧してしまいがちです。

その抑圧された思いがストレスとなって積もり、限界を迎え、慢性的な症状が引き起こされているのです。

なぜ病気につながるのでしょうか?

stress-limit2

ストレスを受けると、それに対処しようと脳からの指令で副腎皮質からコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、ストレスから身体を守ろうと血糖値を上げたり、脂肪を蓄積しようとします。それはいつでも戦闘態勢になれる状態を維持する、ということです。

もちろん、適度なストレスは、自身の成長や、物事の成功のために必要です。例えば部活動の練習で「緊張感を持て!」と口すっぱく言われるのも、「あえて自分にストレスをかけ、ストレスを乗り越えることで人は強くなる」という科学的根拠に基づいています。

しかし、一時的かつ適度なストレス・緊張ではなく、度を過ぎると、身体を司る自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、活動を促す交感神経が優位になり、常に身体が緊張状態に置かれているため、それが体調不良として現れます。

はじめは何となく体がだるいなどですが、慢性になると様々な病気につながるのです。

身体の症状、引き起こされる病気

1.自律神経失調症

全身の倦怠感、偏頭痛、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠、吐き気など

2.体重増加、肥満

コルチゾールの脂肪蓄積作用の他、食欲抑制ホルモンの減少で過食につながります。

3.高血圧

4.糖尿病

5.脳卒中

6.心臓病

7.過換気症候群

8.胃腸障害

胃十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、心因性嘔吐など。

9.メニエール病

めまい、立ちくらみなど。

10.記憶力低下

記憶を司る脳の海馬がダメージを受ける為に引き起こされます。

11.脱毛症

常に身体が緊張状態の場合、頭皮が固くなり、血行不良で栄養が行き渡らず、頭皮トラブルや脱毛につながります。 

精神的な症状、引き起こされる病気

1.うつ病

気分が落ち込む、憂うつ感、興味や楽しみが持てない、睡眠障害、イライラ、疲労感、無気力など。

2週間以上、このような症状が続く場合、「うつ病」が疑われますので、専門家や医師に相談することが必要です。

2.パニック障害

突然起こる激しい動悸や息切れ、発汗、頻脈と共に、このまま死んでしまうのでは、という強い不安や恐怖を感じ、パニック発作が起こります。発作が繰り返されると、予期不安や状況に対する広場不安を感じるようになり、うつ状態になる恐れもあります。

3.適応障害

憂うつ感や不安、動悸、ふるえ、時に乱暴な言葉がでるという行動障害が起こります。この様にストレスを受け続け溜め込み過ぎると、思わぬ大きな病気につながってしまうことが分かりますね。ストレスの原因を減らすと共に、これ以上溜め込まないように、その都度解消していくことが大切です。

さて、どの様な方法があるのでしょうか。

身体をリラックスさせる

stress-limit3

1.五感を刺激し、身体をリラックスさせる

嗅覚:アロマなどの香りで良い刺激を

聴覚:好きな音楽やヒーリングミュージックで

視覚:感動的な映画をみて涙を流すなど

触覚;マッサージ、スキンシップなど

味覚;好きな物、食べて心地よく感じるもので

2.東洋医学のハリ

特定のつぼを刺激すると、身体の緊張がほぐれ、脳のリラックスにつながります。ハリはちょっと...という人はつぼマッサージがお勧めです。

3.太極拳、気功、ヨガ

ゆったりとした動きを続ける有酸素運動で、脳に新鮮な酸素が供給されリラックスしていきます。

4.腹式呼吸

ゆっくりと息を吐くことで副交感神経が優位になり、身体のリラックスにつながります。

5.良質な睡眠

自律神経を正常に修正し、ホルモンバランスを整えてくれます。

6.入浴、足浴

38度くらいのぬるめのお湯に入りましょう。 お風呂につかることで、副交感神経が刺激され、リラックスにつながります。

7.スポーツ

体を動かすことで、エンドルフィンという緊張を和らげる成分が分泌され、リラックス効果が期待できます。また、心地よい疲労は、よい睡眠へとつながります。

ライザップなら2ヵ月で理想のカラダへ。

心を開放しましょう

1.話す

信頼できる人に悩みやつらいことを相談しましょう。話すことだけでもヒーリング効果が得られ、また違った意見を聞くことで考え方を整理出来たりもします。

2.笑う

大きな声を出したり、歌を歌ったり、思い切り笑ったりしましょう。ナチュラルキラー細胞が活性化され免疫力が向上し、副交感神経が優位になり自律神経を整えてくれます。

ストレスは、すぐに解消できるものではありませんが、日々溜め込まない様、自分にあった解消法を探し実行することで、心も体も健康で幸せな毎日を過ごせるようにしたいですね。



商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。

KEYWORD

関連のキーワード